交聲曲「明日への風」

「国民文化祭やまぐち2006 合唱の祭典」のために作曲された混声
合唱曲です。山口県と縁が深く、日本に初めてキリスト教を伝えた
ことでよく知られているフランシスコ・サビエルを題材に、直木賞
作家古川薫が書き下ろした詩をテキストとした4章から構成されて
います。作曲者自身「単なる合唱組曲ではなく、動きは伴わないも
のの、ある種舞台作品として完成される日を思い描いた。」と述べ
ているように、サビエルが故郷バスクを旅立ち、パリから大航海を
経て日本にやってきて、布教の目的を果たした後日本から去ってい
くまでを音楽で描いた非常にドラマ性の高い作品となっています。
なお、3曲目の後半に挿入される「Ave Maria」は、ア・カペラ作品
として広く歌われている作品をピアノ伴奏版にリメイクしたもので
す。

• 作曲者：松下　耕(まつした　こう)
• 編曲者：
• 出版社：カワイ出版
• 作詞者：古川　薫
• 訳詞者：
• 編成：混声
• 声部数：4
• 声部編成：SATB div.
• 伴奏：ピアノ伴奏
• 言語1：日本語
• 言語2：
• 演奏時間：21'00"
• ページ数：64
• アーティスト：