
混声合唱
MACMILLAN, James
Who Shall Separate Us?
パナムジカコード: | GM0714 |
770円(税込) | |
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- 出版社 :Boosey & Hawkes
- 声部編成:SSAATTBB
- 伴奏 :アカペラ
- 言語1 :英語
- ページ数:8

9月19日にロンドンのウェストミンスター寺院にて執り行われたイギリス・エリザベス女王2世の国葬で演奏された楽曲の楽譜をいち早くご紹介いたします。エリザベス女王2世の国葬では、ヴォーン=ウイリアムズやパリーなどイギリスが輩出した偉大な作曲家たちの作品に加えて、現代イギリスを代表する2人の作曲家の新曲も演奏されました。ジェームズ・マクミランによる《Who Shall Separate Us? (私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか?)》は、女王が最も大事にしていた言葉という『新約聖書』の中の一書『ローマの信徒への手紙』の第8章からテキストを採った無伴奏混声8部合唱作品です。この国葬のためにウェストミンスター寺院参事会から委嘱されたものですが、女王が亡くなって10日で作曲されたわけではなく、10年以上前にすでに作曲されていたとのことです。この「国葬」全体を女王自らが計画されたとされていましたが、使われる音楽も女王のご意向を踏まえて念入りに準備されていたことがよくわかります。この作品にはマクミランらしい現代的な和声が多用されていますが、厳粛な礼拝にも相応しい作品として心に残った方も多いのではないでしょうか?クライマックスの”アレルヤ”の部分は、「悔悟節」に演奏するための別の歌詞が用意されています。