「Wedding song(婚礼の歌)」とも題される、リゲティがまだハンガリーに在住していた1950年頃に制作した声楽作品。
ハンガリーといえば20世紀最大の作曲家の一人として知られるバルトークが有名ですが、リゲティもそんな彼の影響を受けた人物です。この楽曲もバルトークが用いていた“伝統音楽・民俗音楽に基づいた作曲手法”に従ってつくられたと言われています。
演奏時間1分という短い作品ですが、そこで奏でられる小気味良い音楽がとても印象的です。