
混声合唱
信長 貴富
混声合唱とピアノのための「ぼくの村は戦場だった〜あるジャーナリストの記録〜」
パナムジカコード: | GZNBTMX |
2,310円(税込) | |
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- 出版社 :カワイ出版
- 作詞者 :信長 貴富
- 声部編成:SATB div.
- 伴奏 :ピアノ伴奏
- 言語1 :日本語
- 演奏時間:26'00"
- ページ数:76

イラク戦争など世界の紛争地を中心に取材を重ね、戦場の光景を世界に発信し続けたジャーナリスト・山本美香の書いた著作から、戦場の子どもたちを題材とした文章などを信長貴富が構成、作曲した作品。元はテノール独唱曲として2014年に作曲され、後に混声合唱作品へ編曲されました。
作曲家は、これらの言葉を自らの主観で編集することのリスクを自覚しながらも、"個の目を通した世界を描く"というコンセプトのもとテキストの構成および作曲に取り組みました。この度の合唱版では、それら個の集合体により歌われることで、世界中のジャーナリスト、あるいは無数の市民の眼から見た同時多発的な「今」を描くことを念頭に編曲がなされています。散文が多く用いられており、歌だけでなく時に語りを挿入しながら進行します。
テーマ、演奏技術の両面で決して容易とはいえない作品ですが、同時代性を意識した作品を多く生み出している作曲者にとっては、重要な作品のひとつといえるのではないでしょうか。