混声合唱
BELLA, Mate
Lacrimosa
パナムジカコード: | GB2680A |
620円(税込) | |
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- 出版社 :Kontrapunkt Music Publishing
- 声部編成:SATB div.
- 伴奏 :アカペラ
- 言語1 :ラテン語
- 演奏時間:5'00"
- ページ数:8

[パート別最大声部数:S2/A2/T2/B2]
コダーイ、コチャール、オルバーン、ジェンジェシ…と日本でも演奏機会の特に多い合唱作曲家を擁するハンガリーから、1985年生まれ、気鋭の作曲家ベッラを紹介いたします。
レオー・ヴァイネル中等音楽学校で学んだ後、ベーラ・バルトーク中等音楽学校でミクローシュ・コチャールに師事、リスト音楽院を卒業後は、ロンドン・シンフォニエッタによる初演、リスト音楽院による委嘱や、フェレンツ・エルケル賞(2016年)の受賞等、めきめきと頭角を現しつつあります。現在、リスト音楽院博士課程(DLA program:Doctor of Liberal Arts)に在学中です。
今回ご紹介するこの「Lacrimosa」は、ブダペスト・ミュージック・センター フェレンツ・エルケル混声合唱団によって委嘱され作られた無伴奏混声合唱曲です。レクイエムでおなじみのテキスト「Lacrimosa」(涙の日)を変ロ長調でしっとりと歌うなかに、差し込まれる"はっ"とするようなハーモニーの美しい色合い。神への呼びかけでクライマックスを迎えた後、安息を祈りながら最初のヴォカリーズに帰っていく構成も見事です。緩やかな小品ながらも確かなハーモニー感覚が要求され、ハンガリー合唱界の血脈の感じられる作品と言えるでしょう。