混声合唱
MISKINIS, Vytautas
Four motets in memory of Maurice Durufle
パナムジカコード: | GM6760 |
1,960円(税込) | |
|


- 出版社 :Coeur Joie
- 声部編成:SATB
- 伴奏 :アカペラ
- 言語1 :ラテン語
- ページ数:16

20世紀を代表する無伴奏合唱曲のひとつモーリス・デュリュフレ
による「グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット」に思いをはせて書かれたオマージュ的作品です。テキストはすべてデュリュフレのそれと同じものが使われていますが、デュリュフレには女声合唱曲が1曲含まれていたのに対して、ミシュキニスの作品ではすべて混声合唱で書かれています。
冒頭の瞑想のつぶやきと終結のポリフォニックな旋律の絡み合いとの対比で聴き手を魅せる1曲目。流れるようなソプラノとそれに呼応する3声、そして全員で"Maria"と大きな歓声をあげる2曲目。鐘の音を思わせる4声の荘厳な始まりと終わり、3/8の軽やかな中間部、と劇的で楽しい3曲目。やわらかな響きのなかでドラマをつくりつつも、1曲目を想起させるグレゴリオ聖歌風の旋律で幕を下ろす終曲。
デュリュフレのフランス的雰囲気を残しながらも、ミシュキニスらしい印象的な展開をみせるモテットといえるでしょう。