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2003年から2004年にかけて作曲された無伴奏女声5部合唱のためのミサ曲です。曲の依頼者がハンガリーにおけるグレゴリオ聖歌の権威であったこともあり、随所にグレゴリオ聖歌のメロディーがちりばめられています。
「クレド」を除いたミサ・ブレヴィスの形式で書かれていますが、「アニュス・デイ」のあとに「イテ・ミサ・エスト」を加えた5楽章で構成されているのが特徴です。
ルネサンスやそれ以前の古い時代の音楽を敬愛する作曲者は、この作品でもその時代の音楽様式を視覚的、和声的に多くの箇所で引用していますが、もちろんそこに現代風なハーモニーやリズムも盛り込むことも忘れてはいません。特に「合
唱表現」の中で彼が紹介しているこのミサの中の「グローリア」は、ジャズのリズムを用いた斬新な作風で異彩を放っています。

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リズム的にジャズの要素を多分に含んだ無伴奏女声合唱のための宗教作品です。世界的に有名な「デブレツェン・バルトーク合唱コンクール」の女声合唱部門本選の課題曲としても採用されました。

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無伴奏混声6部による宗教作品で副題に「聖グレゴリウスI世の讃歌による」と付けられているように、古い音楽へのオマージュ的作品です。ゆったりとした落ち着いた作品でリズムの難しさはない反面、ルネサンス音楽に求められる、均質な響きと清潔な音程が求められると作曲者も述べています。2008年の「デブレツェン・バルトーク合唱コンクール」の室内楽部門の課題曲となることが決まっているそうです。

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シェークスピアの戯曲の中からテキストを取った2分程度の小品です。一見軽やかなシャンソン風の作品ですが、作曲者はこの曲の中に様々な課題を盛り込んでいます。例えば唐突な音の強弱の変化は、最初の10小節の中に8回もの強弱が現
われるなどかなり難しい技術が要求されていて、合唱団全体でこれができれば、「宙に浮くような」軽やかな音楽に仕上がるよう計算されているのです。難しいことを聴いている人には難しいとは感じさせない、そんな演奏をするには、多くの練習を要するわけですが、その苦労が報われる達成感を味わうことができる点が、オルバーン作品の大きな魅力の一つなのでしょう。

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日本で最も有名なクラシック音楽の1つといえるヴィヴァルディの協奏曲「四季」に、瀧廉太郎の「花」など、日本の四季を代表する4つの叙情歌を組み合わせてしまったユニークな編曲集です。もともとは「弦楽オーケストラ伴奏」で書かれましたが、今回は演奏しやすい「ピアノとヴァイオリンの伴奏版」として出版されました。ヴァイオリンは省略して演奏することも可能ですが、ヴィヴァルディの「四季」といえばまずヴァイオリンの音色が頭に浮かびますよね、演奏効果を倍増させるには是非ヴァイオリンも加えて演奏してください。また「弦楽オーケストラ版」「弦楽四重奏版」のスコア・パート譜も出版社でレンタル譜として用意されていますので、興味をお持ちの方はカワイ出版まで直接お尋ねください。

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昨年出版された「シャガールと木の葉」が新人の初出版作品としては異例のヒットとなり、「ハーモニー誌・第143号」でも「シリーズ・日本の新鋭作曲家たち」に取り上げられるなど、今話題の作曲家・北川昇による無伴奏混声合唱曲集です。
ジャパンユース合唱団のために書いた初めての合唱作品「ウソ」、友人の結婚式のために書いた「一つの出会いから」と「ここから始まる」のそれぞれ別の機会に書かれた3曲を収録しています。
自らが合唱団員である経験を活かした「気持ちよく歌えるツボ」を押さえた作品で、前作同様多くの合唱団に取り上げられる
ことと思います。アンコールピースやウェディング・ソングにもどうぞ。

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2004年2月に札幌で開催されたNHK学校音楽コンクールの関連イベント「Nコン同窓会2004」のために書かれた作品です。公募の中から選ばれた若々しいテキストの、前向きで一途な思いを伝えるべく、曲も技巧的でなくストレートに歌い上げる作品としたとのこと。卒業、旅立ちの歌としても最適です。

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世代を超えて幅広い層からの支持をあつめる人気・デュオ「コブクロ」の作品ばかり9曲をクラス合唱向きの混声三部合唱に編曲した曲集です。

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谷川俊太郎の5編の詩をテキストとした混声合唱組曲です。
詩人が二十歳前後の若い頃に書いたこれらの詩は、約半世紀を経てもみずみずしさを失うことなく、今に生きる若い人たちにも大いに共感できることでしょう。
もともとは女声合唱のために書かれた人気作品で、混声版の出版が多くの人に待ち望まれておりました。
この混声版は、作曲者自らが指揮をする合唱団の集合体「耕友会」のために作曲され、2005年10月に初演されました。

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「骨のうたう」や「日本がみえない」などの詩が有名なため反戦詩人と呼ばれることの多い竹内浩三ですが、直接戦争を題材にはしていない、ふるさとや何気ない日常を描いた詩も残しています。
この「ふるさとの風に」は、それらの詩の中から比較的短い6篇を選び組曲とした混声合唱作品です。
60年以上も前に戦死した若者の詩にどのように向き合ったらよいのかという重いテーマを前にして、作曲者は、葛藤するでもなく、また同情するでもなく、あくまでも詩の中味を音楽として表現することに徹したといいます。結果、曲は淡々と語られるようなシンプルな音楽となり、歌い手、聴き手の心によりまっすぐ届くものとなったと言えるでしょう。
東京の三多摩青年合唱団によって戦後60年の年であった2005年に委嘱・初演されました。

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与謝野晶子の5篇の詩をテキストとした女声合唱組曲です。作曲者はこれまで「詩篇」「肖像画」「絵師よ」など晶子の詩をテキストとした作品を書いていますが、それらが晶子の激しい情熱の部分を描いていたのに対して、この「弓春の賦」では、晶子の中の抒情や浪漫的モダニズムに光を当てようと試みられています。
旋律を重視した、鈴木作品としては比較的取り組みやすい作品となっていますので、より多くの女声合唱団に鈴木輝昭の音楽世界を楽しんでいただけることでしょう。
舫の会(指揮 岸信介)によって委嘱され、2007年9月に初演されました。

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恋のはじまりから終わりまでを描いた女声合唱組曲です。失恋の歌にもかかわらず、大中作品ならではのやわらかく温かなハーモニーが、きっと爽やかな余韻を残してくれることでしょう。
武庫川女子大学コーラス部(指揮 畑儀文)によって委嘱され、去る2月10日に初演されたばかりの作品です。

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ドイツの出版社Ferrimontanaよりルネサンス時代の作品がいくつか入荷いたしましたのでご案内差し上げます。今後も「良質・廉価なルネサンス作品のピース楽譜」を充実してまいりたいと思っておりますので、ご希望の曲がございましたらお知らせください。

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教育現場で絶大な人気を誇る橋本祥路作曲による混声合唱作品3曲を収録したミニ・アルバムです。

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[Ko Matsushita's Ave Maria from SULASOL, Finland]

松下耕作曲「アヴェ・マリア」の楽譜が、フィンランドの出版社Sulasolより出版されました。2005年京都で行われた「世界合唱シンポジウム」で彼の音楽を知った、作曲家としても活躍するSulasolの編集者レヨ・ケッコネンの強い意向によって実現した今回の出版ですが、混声・女声・男声のすべてのヴァージョンが同時発売された事を見ても、Sulasolのこの作品に対する高い評価が窺い知れるところです。
もともとは「合唱のためのエチュード・シリーズ」の一つとして作曲された作品ですが、独立した作品として演奏される機会も多く、ピース楽譜の出版は待ち望まれていたところでした。
台湾やシンガポールなどではすでに絶大な人気を誇る作曲者ですが、今回の出版を機に、合唱王国フィンランドをはじめとするヨーロッパ各国でも「Ko Matsushita」の名前がより広く知られることとなるでしょう。

なお、本来Sulasolは、この作品の日本への発売権利を持っておりませんが、今回松下先生のご許可を得て正規輸入できることとなりましたことを一筆添えさせていただきます。
また、松下先生ご自身よりメッセージを頂戴いたしましたので、ご紹介させていただきます。

「もともと、一連の“エチュード”の第27作目の記念（この数字は、バルトークの女声合唱曲集の曲数にあたる）と、我が娘の誕生という、2つの出来事を記念して書いたこの曲だが、10年以上の時を経てもなお、多くの方々に歌っていただいていることに、喜びと感謝の念をおぼえている。そして昨年、フィンランドのSulasolからこの曲が単発で出版の運びとなった。
このことにより、日本以外の合唱団は、この曲のスコアの購入が、飛躍的に容易になった。さらに、この度わが国でも手に入ることになったのは、大変に喜ばしいことである。
尚、音楽之友社版、カワイ出版版も、これまでと同じようにご愛顧いただきたく思っている。」松下　耕

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昨年「パナムジカ・ベストセラー　外国作品 混声部門」において代表作「Mass」が第7位にランクされるなど、日本でもすっかり人気が定着した感のあるスティーブ・ドブロゴスの合唱曲集最新刊です。この第6巻には、待望の男声・女声作品を収録しています。
シェークスピアからテキストを取り、本格的パイプオルガンを伴った男声合唱作品「St.Crispin's Day」。ジョン・ドーンのソネットをテキストにしたグレゴリオ聖歌風の作品「Death, Be Not Proud」。「Magnificat」より女声合唱曲に編曲した「Quia Fecit」。そしてやはりグレゴリオ聖歌風に、女声のユニゾン・コーラスによって演奏される「The Chanted Mass」の4曲。

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「キャッツ」や「オペラ座の怪人」でおなじみの、アンドリュー・ロイド＝ウェバーのミュージカル・ナンバーを児童合唱向けの2部合唱に編曲した曲集です。

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児童合唱向けの好評シリーズ「Little Voices」に「ミュージカルナンバー編」「バラード編」「クリスマス編」が新しく仲間入りしました。どの曲集もやさしい2部合唱に編曲してありますので、英語のポピュラー作品に挑戦してみたい「おかあさんコーラス」などでもお使いいただけるでしょう。付属のCDには模範演奏のほか、ピアノ伴奏のみの「カラピアノ」も収録されていますので、伴奏者不足の合唱団も安心です。

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