スウェーデン作曲家協会会員。ストックホルムの王立音楽大学で音楽教育、リトミック、声楽の修士号を取得。10年以上にわたり、スウェーデンで最も著名な女声声楽アンサンブルのひとつである「カルメン」の音楽監督兼指揮者を務める。現在は教育現場で合唱指揮と音楽理論を教えるほか、声楽の講義も行っている。
これまでヤンソンは多くの合唱作品を生み出してきたが、その大半は宗教曲。世紀を超えて受け継がれてきた不朽のテキストへの敬意を込め作られた彼の作品には、ひとくちに宗教曲として括ることのできない“音楽の味わい深さ”が感じられる。
2014年以降、かの老舗出版社・ベーレンライターから彼の宗教合唱作品シリーズが刊行されていることからも、彼の「宗教曲の作曲家」としての地位や国際的な評価の高さは明らかであろう。