
女声合唱
松下 耕
Assumpta est Maria
パナムジカコード: | FZMTKHK |
1,050円(税込) | |
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- 出版社 :Carus
- 声部編成:SSAA
- 伴奏 :アカペラ
- 言語1 :ラテン語
- 演奏時間:3'00"
- ページ数:7

ミサの奉献唱をテキストにした、ルネッサンスのモテットの形を保ちながらも活き活きとした動きのある女声合唱曲です。 幕開けのモチーフは歌いだしのドの音から4歩目、5歩目で力強く踏み切って跳躍し、'caelum'(「天」)の和音で解決します。それに対応するようにその同じ和音が終結部で歌う'Maria'に現れるのですが、「マリア」と「天」で同じ和音を用いることで、聖母被昇天の神秘を美しい音楽で見事に描写しました。
天使の歓びとアレルヤのコーラスはこのモテットのなかでも特にすばらしい部分で、遊び心にあふれたフレーズの繰り返しと小粋なタイミングを作りだす8分休符が吹き込まれたことで言葉の強調は避けられ、むしろ舞曲的なシンコペーションがつくられています。ダイナミックなクライマックスは'cum Christo regnat in aeternum'(「キリストとともにとこしえに王となられた」)の言葉とともに、'aeternum'(「永遠」)と歌う輝きの変ホ長調へ駆け上り、その讃歌的なフォルテは5小節にもわたって鳴りつづけます。