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Northern Lights [SATB]

[パート別最大声部数：S1/A2/T2/B1]

「Northern Lights」は、イェイロが2007年にノルウェーの首都オ
スロに滞在している時に見たオーロラの印象を表そうと作曲された
美しい小品です。
ノルウェーの南部に生まれた彼は必ずしもオーロラに慣れ親しんで
いたわけではないそうですが、この曲には彼が生まれて何度目かに
見たオーロラに感じた美しさ、深遠で恐ろしいほどの自然の美しさ
が刻み込まれています。
歌詞は旧約聖書の「ソロモンの雅歌」、つまり紀元前の古代から歌
い継がれた愛の歌から採られていますが、恋の相手の「じっと見つ
めていることの出来ない、恐ろしいほどの美しさ」を歌う詩です。

擬人化されたオーロラへの賛美が、恐れを孕みながらも曲調の上で
は静謐に謳われるこの曲は、イェイロならではの、北方の自然の厳
しさと美しさが写し取られた佳曲と言えるでしょう。